
今週のNHKのプロフェッショナルで農口尚彦さんが取材されていました。
農口さんはきみなみでもおだししている常きげんの杜氏で、もともとは菊姫というお酒も作られていました。
僕が蕎麦屋をやる前に、日本酒を勉強するためにちょこちょこと飲んでいた時に、菊姫に出会いました。
日本酒とはなんておいしいものかと気付かしてくれる一本でした。
そして、開店の際に、いい日本酒を入れたいナーと考えている時に、酒屋さんののよりさんに常きげんを教えて頂き、飲んだところあまりにおいしくて即決でメニューにいれることにしたのです。
後々、杜氏が同じ事を知ってすごく納得した自分がいました。
今回、テレビを見ていて思ったのですが、日本酒にしても、何にしてもおいしいものには理由があるな。と思いました。
人生を賭けて、思考を駆け巡らせて、総入れ歯になるぐらいに身を削ることによって出せる味がある。
僕自身も背中を押される気持ちになりました。
魂の酒をいかが?
(テレビの影響で手に入らないようになったらどうしましょ。)