板前蕎麦

2011年04月04日

 
新しい石臼が出来上がっていたのですが、どうしてもせいろ蕎麦の剥き実を綺麗に挽くことができず石工職人の方にきて頂き、微調整してもらった結果。
ようやく、玄そば、剥き実と両方挽くことができるようになりました。

前の石臼の目は、挽くというよりは切る感じのパターンで作っていたのですが、今回はひき潰す感じの設計にしたので、
挽いた粉を手で握ると、雪の上を踏んだようにググッと音がするんです。

せいろそばは前回の石臼の時より香りが強いそばになりましたね。
ただ、実の挽いた断面がぱっさり切っていた時と、ひき潰す断面とでは水とあわせた時の吸収が違う性なのかは判りませんが、熟成も早いですね。
今の時期でこれだと、夏場は開店ぎりぎりに仕込まないと。

最近、そばは生ものだと感じるんですよね。刺身ほどではないにしろかなり変化します。

そのうち、一枚板のカウンターでお客様がきてから作る板前そばができるかも?

posted by webmaster at 19:46 | 日記

大きな木

2011年03月31日

 

気にしていたしだれ桜も満開になり、楽しい通勤を演出してくれています。



姪っ子が絵本を読んでもらうのを楽しみにしているので、プレゼントしてあげようと思い、本屋に。

色々立ち読みしながら探していたのですが、「大きな木」という絵本を発見。

パラパラと立ち読みしたところ、もういい大人なので本屋で泣きはしなかったですが目頭が熱くなりました。
えらい作家先生が難しい言葉を使って、頭のいい人にしかわからない本が多いなか、言葉を覚えたばかりの子でもわかる絵本ってすばらしいですね。
僕は、大切な感情を人生の途中で置き忘れてきたことに気づかされた一冊です。

絵本とは、子供に読み聞かせるのではなく、大人が読んで思い出さないといけない物かもしれませんね。
posted by webmaster at 12:43 | 日記

誕生日プレゼント

2011年03月26日

店舗 007.jpg
友人が働いている工芸館に行ったときに、この器にひとめぼれ。
そのときは、迷いに迷って、自分への誕生プレゼントに買おうと引き伸ばしていたのですが、
友人が気を回して当日プレゼントとして持ってきてくれました。
迷っただけあって、蕎麦を入れてもかっこいいんです。
蕎麦の器としては小ぶりですが、ガンガン使っていきます。
ありがとう。D君。
大事にします。
 
posted by webmaster at 23:10 | 日記

プロの仕事

2011年03月25日

先日、友人と梅田にあるおいしいビールの店に行ってきました。
そこはキリンビール専門のお店で、サーバーで注ぐときに何回かに分けてするので、注文を受けても3分ぐらい待たされるんです。
でも、待つだけのことがあって、ふわふわの泡で蓋をしたCMにでてきそうなビールが出てきました。

口をつけてみると、泡がやわらかく、一口目の味わいが全然違うんですよね。
グラスから口を離すと、鼻の下に白いおひげができていました。
友人の話によると炭酸ガスが少ない為に腹にたまりにくく、普通より飲めるので酔っ払いすぎるのが難点みたいですが。

こういう、ちょっとした手間や技をみせられると、自分の仕事の励みになりますよね。

日々精進。

posted by webmaster at 22:58 | 日記

サクラサク

2011年03月24日

僕は桜ももみじもしだれているほうが情緒があって好きなのです。


通勤途中の道沿いにある家のしだれ桜が美しく。
毎年楽しみにしているのですが
日に日につぼみが大きくなり明日こそは次こそはと期待しながら見ているが
気温が低い性もあってしぶといですね。

明日こそは

サクラサク
                      

posted by webmaster at 09:36 | 日記

つくし

2011年03月17日

もう、卒業式の季節になっているのに雪が散っております。

今日、免許の更新に行くために車を走らせていると、畑の横の空き地でつくしを摘んでいる人がいました。

僕も、長野の旅館で働いているときにゴミ袋を持って摘みにいっていました。摘むのはいいのですが、その晩に行う大量のつくしの袴取りが辛かった。
単調作業で眠くて、眠くて。

山菜は口に入るまでに、手間がかかります。

その苦労の分、おいしさが増します。
posted by webmaster at 14:56 | 日記

蕎麦屋の仕事

2011年03月10日

パソコンの調子が悪くて、写真をアップできないのですが、
新しい石臼が完成しました。

今日の休みに試し挽きをしたのですが、無事挽くことができました。
これから、回転数を変えたり、通しを変更しながらおいしい蕎麦に仕上げていきます。
それにしても、石が重たいです。
ジムに行ってもっと筋肉をつけないと。
posted by webmaster at 22:50 | 日記

NO MUSIC NO LIFE

2011年02月28日


一日を振り返ってみると寝ている時間と、家にいる時間を除いた殆どの時間を音楽を聴きながら過ごしています。
店でかけている曲は気分に合わして、ジャズやクラシックなど静かめの曲をかけているのですが、仕込みの時などは、しっとりからハードな曲までジャンルを問わずかけています。

 BGMというのはすごいもので、天気が悪い日や寝不足で疲れている朝でも曲ひとつ換えるだけでやる気がでてくるんですよね。
最近、疲れた日の朝にいい一曲が、情熱大陸のエンディング曲で使われている葉加瀬太郎の「エトピリカ」です。
朝からテンションがあがりますよ。



元気のない方はどうぞ聞いてください。
posted by webmaster at 20:11 | 日記

石臼

2011年02月24日

オープンして、二年半が経ちオープン前に作った石臼では限界を感じはじめたので
新しく作り直すことにしました。

前までは、手で回すことを前提にしていたので30センチと小さく、製粉するのにすごく時間がかかったので、今回はかなり大きい設計にしました。

目立てのパターンも前回とは違うパターンにしました。

予想通りであればかなりレベルを上げた蕎麦ができる予定です。

ただ、上臼をかなり分厚くしたので、一人で持てるかが不安なのですが・・・。

3月の半ばには完成予定です。

お楽しみに。





posted by webmaster at 21:55 | 日記

雪見障子

2011年02月14日

雪見障子.jpg
これが本当の雪見障子ですね。
こんな日はストーブの前でコーヒーを飲みながら読書が最高ですな。
皆様も雪道を気をつけてくださいね。
posted by webmaster at 17:18 | 日記

芥川賞

2011年02月10日

bungei.jpg
読みかけている本が多数あるのに、衝動買いしてしまいました。
今回の芥川受賞作2作の全文掲載というコピーに釣られてしまいました。
寝不足が続きそうです。
posted by webmaster at 19:39 | 日記

鉄瓶

2011年01月27日

nanbu tekki.jpg
アラジンストーブの上に置くやかんが欲しくて、家の近くの古道具屋さんに行ったところ、
南瓜の形をして、ツルには銀で象嵌してあり、蓋も銀のつまみになっているかわいい鉄瓶があったのですが、お値段が大層かわいくない。
がんばっても買えなさそうなので、
「店の加湿の為なので、そんなに高価ではなくて、雰囲気があり、沸くとチンチンと音が鳴るのを探しているんですけど」
と尋ねたところ
「最近は中国や台湾のリッチな方々が買い占めて、すごく値段が高騰しているから古道具屋や骨董屋さんは安くないよ。安いのがほしいのなら、値段を知らなリサイクルショップのほうが見つかるよ。
それと、チンチンという音はやかんの底になりきんという鉄が貼っているものでないと鳴らないし、たとえ貼ってあってあるものでもストーブの火力では弱すぎて鳴らないよ」
と教えてくれました。

まーその店で買ってもいいぐらいの値段とフォルムの物もあったのですが、急遽、奈良町に探しに行くことにしました。

最近、年齢と趣味が落ち着いたのか、奈良町がすごく楽しいんですよね。
裏路地とかにいい建具や格子などのお店が多くて、雑貨や食器を、見たり触ったりしていると飽きないんですよね。
色々な店で寄り道していると小腹がすいて肉屋さんのコロッケを購入。
15年ぶりぐらいに学生時代の味覚を呼び起こしながら、探していたところ
とあるお店でいいフォルムの鉄瓶を発見。
なりきん貼ってはいなかったけれど予想していたより安い値段だったので即決で

ご購入。

明日からは、鉄分たっぷりのコーヒーで。
posted by webmaster at 18:23 | 日記

菊一

包丁.jpg
オープンする前に買ったぺティナイフがこんなに小さくなりました。


僕は殆どの種類の包丁を持っていますが厨房が小さいこともあり、営業時間は取り回しのきくペティを多様するので減りますよね。

包丁は奈良の菊一に決めているのですが。
学生時代に、恩師が魚の医者みたいなことをやっていて20キロを超えるクエの解剖するときにメスの代わりに菊一の包丁を使っていて、そのときの輝きと切れ味の良さに魅せられて、
「包丁買うなら菊一」
と馬鹿の一つ覚えのように買いそろえました。
その恩師がよく
「包丁は、1本だめにしたときに、やっと砥ぐことを覚える」
とよく言っていたのですが最近その言葉を実感するんですよね。
人によって力も癖も違うので切り方も多種多様なんですよね。
この包丁もだいぶ癖がついていますからね。
自分が切りやすい包丁は自分で砥いで形を作っていかないと。
僕のような似非料理人が言えることではないですが。

包丁は切れ味が命といわれ刺身や大根のけんもいいものできられた素材は光り方が違いますよね。

でもこれは、僕の中では蕎麦には当てはまらないように感じるんですよ。
修行時代は、菊一の蕎麦包丁を使っていたのですが、ひげもそれるぐらいのキンキンの刃がついていまして。
何度か指を落としそうになったこともあったのですが、蕎麦を切ると切れ味がよすぎて断面が綺麗過ぎるんです。
そのためにつゆをつけた時に弾いてつゆののりが悪いんですよね。
それで、店をはじめてからは刃を少し落とした堺の蕎麦包丁を使っています。
僕の今の製粉だとこの包丁のほうがつゆののりと口のあたりがいい感じなんですよね。
posted by webmaster at 11:03 | 日記

おいしい仕事

2011年01月24日

おいしい仕事.jpg
きみなみ特選酒として名前を伏せて日本酒をおだししているのですが、それを選ぶ仕事は酒好きの僕としては一番楽しい仕事のひとつです。
酒屋さんの野依さんや、友人などに、オススメを聞き、買い集めた物を呑み比べて選んでおります。
いろいろと飲み比べると、面白いんですよね。奥深くて。
これは刺身で飲みたい酒。
揚げ物がいい酒。
塩だけで飲める酒。


塩というの極論ですけどね。

だいぶ、酔いも回った頃に決定しました。

蕎麦にあう酒。


日本酒好きの方良かったらどうぞ。
posted by webmaster at 19:54 | 日記

2011年01月21日

馳星周.jpg
休みになると、近くの図書館にインターネットで、予約しておいた本をとりに行くのが日課になっております。
図書館で借りるのに気づく前には、本屋ですべて買っていたことを考えると、年間10万円近いお金が浮いていることになります。
僕の税金は軽く本代でペイできていることになります。
他の町や市の人と話して比べてみると、僕が住んでいる市はかなり裕福らしく、新しい本を入れる数も蔵書数も多いみたいです。
確かに、図書館にない本をリクエストすれば、1ヶ月ぐらいで買うか、他の図書館から取り寄せをしてくれていますしね。
それでも、直木賞や本屋大賞などを受賞した旬の本などは半年待ちになったり、70人待ちになります。それだけ利用者が多いのでしょう。
最近、僕の場合は半年待ちといわれると我慢しきれず、本屋で買ってしまい読んだあと某古本買取屋に持って行き、買い取り価格の安さに腹を立てる流れるになってしまいます。

図書館は僕たちにはありがたいですが、出版社にとっては死活問題ですよね。
皆様、本を買いましょう。

今夜はこれから、馳ワールドです。
posted by webmaster at 23:37 | 日記

水回し

2011年01月20日

冷え込みが強くなり、布団からでるのがつらい季節になりました。

でも悪いことばかりではなく、遠くの山やオリオン座が綺麗に見えたりもしますね。
寒くて空気が澄んでいるからなんでしょうね。

これと同じことが、においでも起こるみたいで。

朝の寒い時間に店に行き石臼を回して製粉しているのですが。その時はまだ蕎麦粉は寝ているのか、あまりにおいは強く感じないんです。
その後、そば粉と水を鉢の中で攪拌する水回しの作業の時に、水を入れて回してやると、そば粉が一斉に目覚めるのか、
ブワッと一気に香り立つんです。
その香りがたちあがってくる場所にちょうど顔があるので、アロマテラピーのようで心地良いんです。

その反対に、入れてる水が冷たい為に、手はちぎれるくらいに痛いのですが。

これは、寒くて空気もにおいも凍っているので起こるのか、そばが旬の季節なのかは謎なのですが、寒い季節に強く感じるんですよね。

この顔と手のアメと鞭が当分、続きそうです。

posted by webmaster at 12:09 | 日記

アラジン

2011年01月15日

アラジン.jpg
冬将軍も本番になり、冷え込む中、エアコンを使っているのですが、すごく乾燥するみたいで、肌と唇はかさかさになり、ハンドクリームとリップが欠かせないので、石油ストーブを買って、上にやかんを置いて乾燥を防ごうと思いス、トーブを買いに行ったところ、リサイクル店にこんなかっこいいストーブがありました。
無骨な感じとかわいさを秘めたかわいいやつなのですが、イギリス生まれの高貴なお方みたいで、日本のストーブを3つぐらい買えるお値段がしまして、その上、今のままでは、綺麗な青い炎がでなく新しい芯を取り寄せるはめに、合計すると、安いストーブ4台分。
でも
「欲しいものは欲しい」
と物欲大魔王が申してご購入。

買って帰ってひをつけてみるとほっこりとしていい感じなんですよねー。

この上に、南部鉄器のやかんを買って置いたら完璧だーなどと妄想しています。

お金はいくらあっても足りなし。
posted by webmaster at 00:46 | 日記

限定品

2011年01月13日

ニューバランス.jpg


間寛平さんが、世界中を走りきり、日本に帰ってきているそうです。
1年ほど前から、腹回りの脂肪が気になりだして、フィットネスクラブに通いだしたのですが、室内用のアップシューズをスポーツ店に買いにに行ったところ、
「寛平さんは毎日4,50キロ走るけれど、まめ1つできない」
との店員さんのうまい話術にのせられてしまって
買った、ニューバランスの寛平さんモデル。
履き心地は最高なのですが、ジミー大西がデザインしたような奇抜なデザイン。
運動するときぐらいは派手でもいいかと使っているのですが
最近寛平さんというより、林家ペー、パー子モデルのような気がしてきてなりません。

「寛平ちゃんがんばれ」

posted by webmaster at 22:37 | 日記

明けましておめでとうございます

2011年01月06日

eko.jpg

新年明けてから日にちが経ちすぎましたが、おめでとうございます。

昨年度はお蕎麦に関しては僕の中で色々と挑戦した部分があったのですが、この秋から新しい産地の蕎麦を使いだして、蕎麦本来の味の深みを再認識し直しました。
今年は、原点回帰で、正統派の製粉、蕎麦打ちに改善していくつもりです。味には100パーセントの自信がありますのでよろしくお願いします。
 話は変わりますが、毎朝、出勤時にコーヒーを作って、2枚重ねの紙コップにいれて、車で飲みながら通勤していたのですが、
それを毎朝、見ていた身内から、
「毎日、2枚も紙コップを使うのはエコではない。」
と言って、某コーヒー店のエコボトルをプレゼントしてくれました。
そのエコボトルには、コーヒー1杯無料券(ボトル持参要)がついているのですが、僕の生活圏にはそのコーヒー店に行く機会がないんでそこのコーヒーが入ることはないんですけどね。

身近なことからエコで。

posted by webmaster at 17:34 | 日記

箪笥

2010年12月20日

たんす.jpg
骨董屋さんが新しい箪笥を持ってきてくれました。

真ん中の引き戸のガラスはもともとは木の引き戸だったそうですが、ガラスにリメークしてあります。

このガラスをよく見ると、桜の花びらの柄なんです。
中の棚も茶箪笥のように段差がついていて、陳列に工夫ができました。

食器を陳列し直しながら、
「ひき出しの中に照明を入れて中から照らしたら、花びらが透けてきれいだ」
とか
「着物の生地でパッチワークしてランチョマットを作って、棚にひいたらいいかなー」
などと自分のものように妄想してしまいました。

抑えてた購買意欲がちょっとずつ燻りだしそうです。







posted by webmaster at 20:24 | 日記