いつも、お世話になっている骨董屋さんから

「鉄灯篭」(てつとうろう)

をいただきました。

雨、風に当たり、いい感じに錆がでて、

雑誌「LEON」張りの
チョイ悪オヤジの渋みがでております（笑)

どこに飾ろうかなー？

と今思案中。

十中八九
庭に置いて、LEDを入れる予定なんですが

 その前に、

「明日やろう。」
「今度やろう。」

と先延ばしにしてきた
庭の剪定と草抜きをはやくやらないと（汗)

某テレビドラマのセリフではないけれど

「明日やろうは馬鹿野郎。
今度野郎は馬鹿野郎。」

とその内 ，怒られそうです（汗)

きみなみでは、この５年ほど、田舎そば（玄そば挽き)は福井県産を使っていたのですが
昨年度，全国的にそばが不作で、福井県産のそばがなくなってしまい
その後、全国の色々なところから仕入れて打っていました。

僕が目指す蕎麦からすると福井県の玄そばが製粉しやすく、打ちやすい実なのですが、
他の産地も個性があって、美味しい蕎麦が打てていました。

しかし
4日前、
ある産地の夏そばの新そばを仕入れて打ったところ、全然そばが繋がらず蕎麦にならなかったんです（泣)

きみなみのいなか蕎麦は、粗めの製粉で十割で打つので繋がりにくい時は多々あるのですが
製粉のメッシュを変えて，細かめにすればほぼ対応できていたのに
今回は、雪を握った時のようにキュッと鳴るぐらい細かく挽いても繋がらず、挙句の果てに、蕎麦掻きにしても固まらない。

せいろ蕎麦（丸抜き)の粉を2〜3割つなぎに足してどうにかそばにはしたのですが一時間もたてば切れてくるので難儀しました。

営業後、仕入れ先などに問い合わせたところ、

夏そばは秋そばに比べて外皮が厚く、石臼で挽いたときに、皮が多く入りやすい上，この産地の実は小さめなので、皮比率が高くなって繋がりにくいのでは？と

後、今回、収穫時期に雨が続いたので、収穫が遅れ過ぎて、そばのでんぷん質が破壊された可能性がある？

 多分、両方の原因が重なったとの回答でした。

7年，店をやってきて色々なトラブルがありましたが、こういうケースは初めてで，
仕入れ先にも<(｀^´)>で。

見抜けず、対応できず、蕎麦にできない 自分に腹がたちましたが

改めて、蕎麦の美味しさは、蕎麦屋の腕ではなく、
そばの実の力、自然，農家さん達の苦労のおかげだということを実感しました。

今まで、当たり前のように蕎麦が打てていたのは、美味しい実を作ってくれた人がいたんだと。

ある人が
「蕎麦が美味しいのは農家のおかげ。蕎麦がまずいのは蕎麦屋の性。」

と言っていたのを
 
胸にかみしめて

これから精進します。

昨日、新しい田舎そばを仕入れたのでもう安心です。

某県産の蕎麦の実、腹がたって，すべて処分してやろうかと思いましたが，
練習と研究を兼ねて製粉して
蕎麦にして全部自分で食べてやります（笑)

先週の木曜日から日曜日まで夏休みをいただいて、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

おかげで
前から行きたかった

東京のアウトバウンド、古道具坂田、魯山などで、美しいものをに触れ、かっこいい器を手に入れることができました。

食においても

ギロッポンのしゃぶしゃぶを皮切りに

NHKのプロフェッショナルを観て以来行きたかった，てんぷら屋
「みかわ是山居」

毎年、初セリで、一番高くマグロを落とすので有名な
「すしざんまい」でのマグロづくし

など，
「今、ダイエットしてるところ。」
とは決して言えない

高カロリーな食事内容でした（汗)

そして、最終日は、ネットでも話題に上がっていた
某歌手のオールナイトライブに。

最高のBGMを聞きながら、
富士山に朝日が昇るのを拝むことができました。

今回の旅行で、心も体もリフレッシュでき、
店作りや料理などに生かせる
新しい発想も得ることができました。

今回の旅行での最高の戦利品です。

今まで、布にはあまり興味がなかったのですが、

アウトバウンドや古道具屋、天ぷら屋でインテリアに
布を，かっこよく使っていて

影響受けまくりで

買っちゃいました。

中国少数民族ィ革家(ゲイジャー)の民族衣装の一部です。

刺繍も美しいのですが，藍やデニム好きの僕としては

藍の染め具合、色落ち具合がヨダレものです。

ビギナーズラックなんでしょうね、かなり格安に手に入れることができました。

お盆は休まず営業します。

８月20日（木)から23日(日）まで夏休みをいただきます。
ご迷惑をかけますがよろしくお願いします。

きみなみでは河内鴨のロース肉を仕入れていて。
ロース肉の中の肉質のいい部分を鴨せいろでお出ししています。
ロース肉の中でも、少し筋ばっている部分と脂の多い部分は
鴨だしの湯豆腐の出汁とり用に使っていたのですが

これだけ暑いと、流石に湯豆腐はなかなかでないわけで。

すごく美味しい脂と味がでる部分なので
何か、美味しい料理ができないかと、試作していたところ

美味しいものができました。

「鴨と鶏のつくね」

鴨肉を包丁で叩いて、鶏のモモミンチと豆腐などで練り上げると

鳥のつくねとは違った触感と味の

酒にあう一品に

鴨だし用の鴨肉があるときに仕込むので、ない日が多いですが

是非どうぞ

お盆と夏休みの予定
８月13日（木）から16日(日)までは休日なしで昼、夜営業します。17日から通常営業です。

８月20日（木)から23日(日）まで夏休みをいただきます。
ご迷惑をかけますがよろしくお願いします。

一昨日の水曜日、友人の家の夕食に およばれ してきました。
美味しい夕食をいただき
お子様と一緒に花火をすることに

独身のオッサンになると、花火は観ることも、やることもなくなり
約１０年ぶり。
今の花火は、煙もにおいも少なく進化していて
びっくりもしましたが
童心にもどって興奮しすぎて
オネショするかと心配になりました。
(流石に大丈夫でしたが)

その後、かき氷を作っていただきました。

最近、奈良はかき氷の町になりつつあるんじゃないかと
思うぐらい
レベルの高いお店が多くでき
かき氷も進化を遂げていて。

小さい頃にお祭りの屋台で
親にせがんで買ってもらった
あの味を食べる機会が少ないですが

あの昔、懐かしい味で、

(脳裏で、長渕剛の 夏祭りの歌が

「ふたつ みっつぐらいの男の子が
おめんをおねだり 母親に
僕もおどけて君におねだり
買ってよと♪」

と流れてきて)

嬉しい気持ちに。

さてと、お盆を乗りきれば
念願の 生 長渕。

頑張りますかね（笑)

お盆と夏休みの予定
８月13日（木）から16日(日)までは休日なしで昼、夜営業します。17日から通常営業です。

８月20日（木)から23日(日）まで夏休みをいただきます。
ご迷惑をかけますがよろしくお願いします。

明日、8月7日「花の日」
僕とアルバイトの江木君の

「花をもっと身近に感じてほしい」
という思いで
4年前から
始めた「８月7日(花）の日計画。」

「8月7日は大切な人に花を贈りましょう」
をスローガンに
当日、ご来店いただいたお客様に花を贈っています。

今年は江木君が
エアープランツを用意してくれました。

この暑い時期はどうしても、生け花は弱りやすく、管理が結構むつかしいのですが
これは、週に2、3回霧吹きで水を上げるだけで土もいらず、
簡単に可愛く、生けることができる

優れた娘(エアプランツ)です。

このまま置いてもらってもいいですし，猪口や小さなグラスや皿に飾ってもらってもかっこいいですよ（笑)

明日、7月26日で
きみなみは7周年を迎えます。

本当にあっという間の7年でしたが
多くのお客様、友人たち、スタッフに支えていただき、ここまでやってこれました。
本当にありがとうございました。

今までの7年を振りかえってみると、
目の前にある仕事で精一杯で、明日、明後日のことは考えることできましたが
未来、将来のことまで考える余裕はなかったですね（汗)

今年からはせめて、3日から1週間先の未来は
みていけるようにがんばりたいですね（笑)

 アルバイトで来ていただいている方のお母さんが、
和紙で
携帯用の つまようじ入れ を作ってくれました。

明日、7周年の記念品としてお配りします。

そして

新しい始まりの日なので
明日から
夏そばの新そばをお出しします。

田舎そばが栃木産
せいろそばが群馬産です。

いいそばですよ。

せいろの新そばは、仕入れの関係で、
一週間ぐらいでなくなりそうですが。

昨日は定休日。

ずっと行きたかった北大路魯山人の個展

「魯山人の美 和食の天才」

を観に

京都国立近代美術館まで行ってきました。

器や書が結構多く、展示してありましたが
空間の余白が大きくとってあり

名言の多い
魯山人の個展にふさわしく
壁に

「我々は食を食うことによって、美を食うのである」

などの名言の演出があり。

それだけでも
魯山人好きとしてはお腹いっぱいだったのですが

それ以外にも、「瓢亭」 「菊の井」 「京都吉兆」 「久兵衛」
の名店が映像や音で
料亭の設えや庭などを演出していたので
美術館にいることを忘れて、名店に逃避行で、楽しめます。

特に
映像で作る
久兵衛のカウンターの世界は
観た人は絶対笑顔になってしまいますよ（笑)

おかげで、観終わった後は

お腹が グーッと

辛抱たまらず
一日前倒しで
ウナギいただきました（笑)

先日、「アメトーク」
というテレビ番組の

「キングダム芸人」

.

というコーナーで
この漫画を紹介していて

「一巻を読んでしまったら、止まらなくなって、全巻買いに行ってしまう。」

と言っていたので

読みたいなー

と思っていたところ

友人が、全巻貸してくれました。

内容は、中国の春秋戦国時代を舞台にして
主人公と後の始皇帝となる秦王の活躍と戦乱の世を描いている話です。

ストーリー展開がどんどん進んでいき、魅力的なキャラクターが次々出てくるので

言葉通り、一巻で虜になり

仕事の休憩時間や仕事後にどっぷり漬かっております。

今日、16巻を読み終えたのですが、久々に漫画で泣いてしまいました（泣)

あまり、のめり込むと、睡眠不足で仕事に影響がでると困るので
読む巻数をセーブしながら

「キングダム職人」

を続けていきます。

はやいもので、今月２６日で
きみなみも7周年です。

3年程前に、祖母が余っていた着物の反物を使って
作ってくれた暖簾も

日光や雨、風に当たり
だいぶ色焼けしてボロボロになっていました。

それを見兼ねた、祖母が、7年目のお祝いに新しい暖簾を作ってくれました。

古い（左)暖簾と新しい（右)暖簾と比べると、だいぶくたびれていたことがわかりますが、

古いほうも履きつぶしたジーンズのような味わいがあって
捨てるにはもったいないので
洗濯した時の予備用に残しておきます（笑)

折り紙で、金魚と箸袋を作っていただきました。

金魚はガラスの器を金魚鉢に、水をビー玉にみたてて
涼し気に演出してみました。

箸袋は節分の時に鬼バージョンで作っていただいたときにすごく好評だったので、

七夕用に作っていただいたのですが

僕は仕事やしんどいことは先送り、

遊びや楽しいことは、フライングキッズなので
明日から使っていきます。

七夕にはなくなっていると思いますが（汗)

是非、お持ち帰りください。
（箸は割り箸ではないので、ご遠慮ください)

折り紙での箸袋を眺めていると

普通は一回きりで捨てていくものなのに、

この袋に多くの時間と手間をかけてくれている

思うと、
すごくうれしくて、豊かな気持ちなります
それと同時に

僕もねぎの一切り、そばの一本にもっと神経を尖らさない
といけないな

と背中をたたかれます。

昨日は定休日。
天河村に釣りに行きたかったのですが、朝から雨模様
なので中止して

京都府笠置町にそば畑を観に行ってきました。

笠置町はきみなみから車で４０分弱で行けるぐらい近いのに

映画「ディアードクター」の舞台のような

緑が深く、空気が美味しい、静かな町でした。

そば畑もちょうど、小さな白い花が咲いていて
ベストタイミングでした。

その後、和束町で美味しい煎茶をいただいて。

奈良に戻って雑貨屋まわりに。

秋篠の森で
伊藤環さんの器を購入して

空櫁で

「プロの方にぜひ使っていただきたい」

という売り文句に釣られて
ヒノキのまな板を購入。

早速、今日使おうと
軽く水で洗うと
厨房全体が
風呂のように木の香りに包まれ。

「超気持ちいいー」（だいぶ古いですが)

そして、ねぎを切ってみるとサクサクと刃の音が
今までとは全然違っていて

手への 返り も弱いので長く切っていても楽ですね。

気持ちよく切れたので
今日のねぎは若干、艶やかです（笑)

お値段以上
の価値でした。

昨日のコース料理の
一部です。

僕はうっかり撮り忘れていたのですが
今池さんがちゃんと撮っていてくれました。

改めて、自分の料理をみると、
恥ずかしさと反省すべきところがでてきますが（汗)

器が変わることによっていつもの料理も雰囲気が
変わって新鮮です。

器に助けられました。

 

今日は、木工作家をしている今池七重さんと
錫作家（スズ作家)をしている村山りょうこさん

をお招きしての、彼女らの器を使ったコース料理を作りました。

不覚にも、熱中しすぎて料理を載せた写真を撮るのを忘れてしまいました（泣)

写真のお皿は、村山りょうこさんの錫の器です。

サイズは１０から２０センチぐらいと小さいお皿なのですが
錫を叩いたり、レンガの型に流し込んだりすることで
表面に様々な表情を作り上げています。

細かな金づちでの無数のたたき後を眺めていると
村山さんが根気よく、まじめに叩く姿が浮かんでます。

今回、そばの薬味やおにぎりなど低価格のモノを盛ったのですが、

１０倍以上の価格が取れそうなぐらいゴージャスになりました。

料理も人もオシャレじゃないとかな（笑)

来週、
友人で 木工作家をしている「今池七重」さんと
錫作家（スズ作家)をしている「村山りょうこ」さん
からコースの予約をいただいています。

そのコース
「2人が作った器でだして欲しい。」

と依頼がありまして

器狂いの僕としては、テンションが上がりっぱなしです。

でも、
ゾクゾクと今池さんの器が届いて
かなりの力作ぶりに
ちょっと、プレッシャーを感じだして（汗)

昨日は逃避行とメニューの創作活動を兼ねて
天河村まで釣りに行ってきました。

携帯も鳴らない
誰もいない清流で
苔の緑や透き通る川の青を眺めながら
釣り糸を追っていると

何もかも忘れて
ホッコリ。

そして
今日の朝。
今池さんの器を眺めていると

木の年輪が 水の波紋のように見えてきたので

昨日釣った
小さいアマゴを盛ってみました（笑)

リフレッシュもしっかりとれたので
楽しみながら仕事しますかね。

ちょっと前から、そばの切れ端や売れ残ったそばがでた時に、

「そばのかりんとう」

 を作って「つきだし」でお出ししていたのですが

「お土産用に譲って欲しい」
という声が結構多かったので

材料があり、時間がある時には作って並べています。

数に限りがあるので、すぐなくなりますがよろしくどうぞ

折り紙で睡蓮を作って来てくれたので

青いビー玉を使って

安藤雅信さんのイタリア皿

と

 ガラス製のアイスクリーム皿に

活けてみました。

我ながら
涼し気に活けることができました（笑)
カエルと亀も作っていただいているので

これからの夏本番は
視覚を使ってのクールビズで乗り切ります。

友人が、「鳥取県 弓ヶ浜」で鱚（キス）を釣ってきてくれました。
早速、天ぷらに。

歯がいらないくらいに ホックホックで
辛口の夏酒
「奥播磨」によく合います。

あまりにも美味しいので、
売り切れゴメンなさいですが
今日、明日と店でお出ししています。

昨日は定休日。
きみなみのお客様が絵の個展を開催されたので
友人と難波まで観に行ってきました。

その後、器や服をダラダラと観て

夕食は天王寺にある「グリル マルヨシ」
にロールキャベツを食べに行くことにしたのですが

天王寺に近づくにつれ

新世界にある
「グリル 梵」のヘレカツサンドが

どうしても気になりだしてきたので

夕食はロールキャベツを食べ。
今日の朝用に、おみやでカツサンドをもらうことに。

決定。

昭和のにおいの残るお店で作っていただいた
出来立ての温かいカツサンドの箱を持って
歩いていると

どうしても箱の中のお顔が

どんな顔なのか拝見したくなり

開けた
が最後。

その場で1切れパクッと
いっちゃいました。

分厚い肉の厚みとパンの厚みとの
バランスの悪さが
男飯として最高です。
僕の中でおみやに欲しいNO1ですね（笑)

その後、ロールキャベツも美味しくいただき。

帰ってからの
夜食で2切れ食べてしまい。

朝には半分になってしまいましたが
贅沢\すぎる朝食をいただきました（笑)

先週、長野県乗鞍高原から
「こごみ」
が届きました。
お客様にもお出ししていたのですが
僕のつまみ食いでなくなる方がはるかに多かったですね（笑)

そして残り最後の
「こごみのカツオあえ」

乗鞍が標高1500メートルなので
奈良県と比べると2ケ月近く
「春の恵み」
が遅いですね。

  和食には旬の食材の楽しみ方として
「はしり」 「旬」 「名残」
の3つがありまして

「はしり」とは出始めの食材や初物を食べること。
「旬」は最も、味の良い出盛りの時期に食べること。
「名残」はもう時期が終わるころに、最後にもう一度楽しむ
ことだそうです。

一般的に「はしり」がもてはやされている感じがありますが

食通は、「はしり」と「名残」両方食べて
味の違いを楽しむそうです

今回、僕は「はしり」と「旬」の「こごみ」
を食べ損ねたので

季節外れの「名残」
を堪能します（笑)