財布に優しい器たち

2015年12月18日

今年も、残り半月を切ってしまいました。
「師走」という名前にふさわしく、
僕も先送りしていた仕事が溜まり、バタバタとして、気持ちだけが焦っております(汗)



窓から見える車のスピードもいつもより早く せわしく 感じるのも
僕の気持ちの性ですかね。


こういう時は、なるべく、リフレッシュに好きな器を眺めながら、コーヒーを飲む時間をつくるようにしています。


 この器たちは今月、大阪にある民藝屋で見つけて衝動買いしました。



 ブルーが美しい磁器は愛媛県の(砥部焼き)です。
ぼってりとした形が持った時に手にフィットして
ちょうどいい塩梅です。

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 飛びカンナとグラデーションが美しい皿と湯呑は、
大分県(小鹿田焼)です。飾ってもかっこいいし、結構派手なデザインですが、料理の邪魔をせず、盛り付けやすいので
今月のヘビーローテーションです。

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 黒とエメラルドグリーンの染め分けが綺麗な猪口は
鳥取県 (牛ノ戸焼)です。
某有名セレクトショップでも、同じデザインで作った器がありますが、こちらが本家だそうです。
最近は渋めの器をよく買っていたので、ちょっと冒険してみました(笑)

 
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 修行時代に師匠から


「店で使う器は、値段の高い器ばかりで揃えたらダメだよ。
服でもそうだけど、高級なもので揃えると成金みたいで野暮に見える。
安い器や大量製品の器も混ぜると、
お互い、引き立て合って全てがよく見えてくるから」



と教えられ、実践しているのですが


最近、本当に実感しますね。
僕自身、愛着がわきすぎて、買った値段を間違って覚えていることが多いです。


作家の新堂冬樹のセリフで言うと


「真実と嘘のブレンド」

ですね。

民藝品が 嘘の器という事ではないです。

ただ
「民衆の、民衆による、民衆のための工芸」


と言われているように


「丈夫で。使いやすく。お求めやすい。」


師走の「冬の大将軍」真っ只中の財布にはすごく優しい器達です。







年末年始のお知らせ

12月23日(水)夜も営業します。
   24日(木)定休日
   25日(金)から30日(水)は通常営業です。
   31日(大晦日) 昼 11時半から14時半
            夜 17時半から22時
 1月1日(金)から3日(日)まで正月休みです。
 1月4日(月)より通常営業します。

posted by webmaster at 20:53 | 日記

シダーローズ

2015年12月14日

年末年始のお知らせ

12月23日(水)夜も営業します。
   24日(木)定休日
   25日(金)から30日(水)は通常営業です。
   31日(大晦日) 昼 11時半から14時半
            夜 17時半から22時
 1月1日(金)から3日(日)まで正月休みです。
 1月4日(月)より通常営業。




11月の終わりに、知り合いの方がヒマラヤ杉を持ってきてくれて
、ずっと店で生けています。


「ヒマラヤ杉」という名前なのですが、
マツ科の種類で、巨大な松ぼっくりがついています。
日が経つにつれて、徐々に開いてきて
成長過程を写真に撮って楽しんでいます(笑)

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最後には全てが弾けてバラバラになって、先端の部分だけが
バラの花のように残るそうです。

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これを「シダーローズ」と呼ぶそうです。
手作りで作った美しいバラの作品のようで
自然の力に驚かされます。


きみなみの松ぼっくりも年内には
弾けるかな?



ただこのヒマラヤ杉、
夜中、営業が終わり、静まりきった客席で
「カリ、カリ、カリ」
と泣くんです。
松ぼっくりが開く音なんですけど。


初めて聞いた時は、
ゾッとして振り返り


「誰かいるの?」


と思わず。

ヒマラヤ杉の枝が小さく揺れるだけでしたが。

posted by webmaster at 20:14 | 日記

ハイジのソファー

2015年12月11日

年末年始のお知らせ

12月23日(水)夜も営業します。
   24日(木)定休日
   25日(金)から30日(水)は通常営業です。
   31日(大晦日) 昼 11時半から14時半
            夜 17時半から22時
 1月1日(金)から3日(日)まで正月休みです。
 1月4日(月)より通常営業。





きみなみで使っている、椅子たちがだいぶ前から
座面のウレタンがだいぶ弱り、布地もボロボロで(泣)

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買い換えようか?迷っていたのですが

木の枠自体はすごくしっかりしているので
買い換えるのは、なんか忍びなくて、ずっと後回しにしていました。


 この度、友人つながりで、椅子の生地を張る職人の
「新子真希」さんに出会い

椅子の生地の張替えをしてもらうことにしました。



昨日は新子さんの工房(http://sundewitch.tumblr.com)
に生地のサンプルを見に行ってきました。

でっかい百科事典のようなサンプル集を端から端まで熟読して、どうにか、8つぐらいに候補が決まりました。

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後日、実物の布を見てから、
きみなみで決勝戦をして


「Nー1チャンピオン」(布地王者)


を決めますかね(笑)


サンプルを見終わってから、新子さんの作品の椅子を見せてもらいました

このかわいいソファーは中に草が入っていて、座ると
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「モサモサ」と音がするんです。
小さい時にテレビアニメ「ハイジ」の
干し草のベッドに憧れを感じていた僕としてはグッときますね(笑)



他にも、革のパッチワークの椅子など
革とパッチワーク好きな僕としてはヨダレダラダラでした(笑)IMG_0345.JPGIMG_0344.JPG

posted by webmaster at 17:11 | 日記

きみなみ厳選 正月酒 

2015年12月08日

年末年始のお知らせ

12月23日(水)夜も営業します。
   24日(木)定休日
   25日(金)から30日(水)は通常営業です。...
   31日(大晦日) 昼 11時半から14時半
            夜 17時半から22時
 1月1日(金)から3日(日)まで正月休みです。
 1月4日(月)より通常営業。




「新年最初に飲む酒を、きみなみに任せてみませんか?」


のキャッチコピーで毎年行っている。


「きみなみ厳選 正月酒」

の予約受付中です。IMG_0336.JPG



「酒商のより」さんの協力を得て、僕が新年最初のお酒を選びました。


今年はこの2本です。

1本目は
京都北部 純米生原酒 新酒
フレッシュで爽やかな微発泡性の一本。  
2200円(720ml) 蕎麦味噌付き


2本目は
奈良県 純米大吟醸 生原酒 新酒
米の旨み凝縮された一本です。
3200円(720ml) 蕎麦味噌付き


お楽しみのために、引渡しまで銘柄は伏せさせていただきます。


親戚一同でおせちをつまみながらガヤガヤ飲むにもいいですし、
夫婦もしくは一人でしっぽりと飲むにもいい一本です。
是非どうぞ。

posted by webmaster at 20:45 | 日記

「鶏の燻製」のテイクアウト

2015年12月05日

年末年始のお知らせ

12月23日(水)夜も営業します。
   24日(木)定休日
   25日(金)から30日(水)は通常営業です。
   31日(大晦日) 昼 11時半から14時半
            夜 17時半から22時
 1月1日(金)から3日(日)まで正月休みです。
 1月4日(月)より通常営業します。







きみなみでは自家製の「鶏の燻製(くんせい)」をだしています。

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お客様から
「クリスマスや年末に家で食べたいので、お持ち帰りできませんか?」


と要望がありましたので


今年のクリスマスと年末は
鶏の燻製(くんせい)のテイクアウトします。


ハーフサイズ 約100g(2〜3人前) 850円
一枚サイズ  約200g(4〜6人前) 1700円


鶏を2日間、漬け込んでから燻製しますので、3日前までに予約をお願いします。



僕個人の経験ですが、ワイン、スパーリングワイン、日本酒、焼酎、ウイスキー、白ご飯、にもあいますので

最高のツマミやオカズになって活躍してくれますよ(笑)

posted by webmaster at 20:14 | 日記

「面白くなかったら、蕎麦おごります」

2015年11月26日

1,2年前までは
「趣味はなんですか?」
と聞かれれば

「映画鑑賞と読書です。」


と答えるぐらい、映画をよく観てたし
時間があけば、本も読んでいたのですが

最近は、昔からの遠視がひどくなっているのか?
老眼がでてきたのか?
多分両方なんでしょうけど。
目が疲れやすく、集中力もなくなってきていて
映画も本もかなり減ってきています(涙)



そんな中。
久々にいい映画に出会いました。

「セッション」

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内容は簡単に言うと(写真にも載っていますが)
ジャズドラマーを目指して名門音楽大学に入った青年と壮絶なスパルタ指導をする教師を描く音楽ストーリーです。


この内容だけをみると、

「今までにもあった、スポ根系映画の音楽バージョンなんでしょ。」


と思いがちですが


それだけではないのが
この映画のすごいところです。


鬼教師役のJ・Kシモンズの演技が、狂気という言葉でしか表現できないぐらい鬼気迫っていて。


観ている時間中、ピリピリとした緊張感に包まれていて


僕の人生の中でも、これだけのピリピリ感は
陸上の試合前と初めて蕎麦をお客様に出したときぐらいじゃないかな。


その緊張感の中で出来上がってくるドラムの音やオーケストラの音楽が素晴らしくて。
鳥肌がザーッと。

 鳥肌って本当に立つんだということを実感。


スポーツの世界であれ、音楽や芸術や、すべての世界で
人に感動を与えようと思うと、
裏では、死ぬほどの練習もしないといけないし、狂気としか表現できない場も経験しないといけない
ということをあらためて実感しました。



エンドロールまでの10分弱、あまりにもかっこよくて5回リピートして観ました


音楽をやっている人も、そうでない人でも、是非。


友人にも
「観て、面白くなかったら、レンタル代、払うよ」

とすすめたところ

「観ないで、面白くなかったと言うで」
と言うので

「面白くなかった理由を400字詰めの原稿用紙3枚以上書いてきて」

と返しときました。



唯一残念だったのが、映画館で観たかった(涙)

posted by webmaster at 19:35 | 日記

かけ蕎麦

2015年11月24日

昨日ぐらいから、
風が秋から冬の風に変わったみたいで、朝、晩はだいぶ冷え込んできました。

これからは、年季の入ったイギリス生まれのかわいいストーブの
オンステージです。

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 昨年、友人の家に遊びに行ったとき、カラスウリの実がすごくかっこよく生けてあって、

「カラスウリ、かっこいいですね」
と言っていたのですが

友人が覚えてくれていて、持ってきてくれました。

茶色の家具が多い きみなみ にはオレンジ色の実がアクセントになって、よく映えます。
生け方をもっと勉強しないとダメですがね(汗)

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 多くのお客様に


「かけ蕎麦はまだ始めないの?」


とお声を頂きましたので
遅ればせながら


かけ蕎麦を始めました。

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アゴ(トビウオ)とカツオと昆布でとった だし が、十割の蕎麦によく染み込み
もっちもちとした食感で美味しいですよ(笑)

posted by webmaster at 19:41 | 日記

白トリュフ

2015年11月20日

以前、友人とフレンチを食べに行った時に
トリュフ風味のソースがかかった料理がでてきて

友人から
「このソースのどの味が、トリュフなの」

と聞かれて、その時は


「トリュフを食べたことがないから、わからんわ」


と答えたのですが

その後
そば屋といえども、料理をだしている人間。

「料理人として、好き嫌いは別として食べたことがないものがあるのは、問題があるなー」

と感じていた今日この頃。



富雄にあるイタリア料理の「nakamuraya」さんで
オーナー自ら、イタリアにアルバ産の白トリュフを買い付けに行き
帰国後、トリュフづくしのコース料理を出すと

ということを聞きつけたんで。



次の日からは当分、お茶漬け覚悟で(汗)
奮発して行ってきました。

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コースの前に

ガラスの檻に入れられた

キングオブキノコ
がドーンっと。

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「どうぞ、手に取って匂いを嗅いでください」


蓋を開けると、
キノコとは思えない、
ニンニクのようなクリームのような、動物性の匂いがグワーっと広がり、食欲をそそります(笑)



料理の写真はありませんが、
前菜から始まり
パスタ、牛すね肉の煮込みなど
デザートに至る全てにトリュフが使われていて
どの料理にも、強烈なトリュフの香りがして
その香りがどんどんワインを誘い、
またワインの香りが、トリュフを誘う
の無限地獄状態で楽しみました。


夢にまで見ていた
パスタの上に薄く削られたトリュフも食べることができました。
トリュフは香りは強いのですが、味はほとんど感じられなかったですね。


すごく動物的な香りが強いので、デザートに合わないのでは?
と思っていましたが


トリュフを漬け込んだハチミツがかかった洋梨のアイスはびっくりするほどまろやかで美味でした。



その後
家に帰り、水を飲んだ時に
口にまだトリュフの香りが残っていたので、
その香りで
焼酎おかわり。




今日の僕は、昨日より少し大人になりました(笑)


posted by webmaster at 20:24 | 日記

室生寺 十二神将像

2015年11月19日

人が心を揺さぶるものに出会った時、人によって、涙を流したり、拍手したり、拝んだりするわけですが。



僕の友人は、本当に心揺さぶられた時

(持って帰りたい)(盗みたい)
(注)実際には絶対にしませんが.

と思うそうです。
そして、今まで盗みたいという感情になったものが3っつあって。

その一つが「室生寺」の 十二神将像というので


今日、室生寺まで見に行ってきました。
紅葉もちょうど見所で日本の美しい美を満喫しました。

拝観料を合計1000円払って
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いざ、十二神将像を

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頭の上には十二支の動物が刻まれていて、木像もその動物の特徴をイマージュしたような彫りになっています。

そして表情やポージングがすごくユニークでかっこいいんです。
「カトちゃん ぺッ」
ってやっているみたいな丑神様。
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エンジニアブーツを履いているような午神様。

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鎌倉時代に作られたとは思えないぐらいの笑いと独創性のセンスを感じます。


お寺の案内の方の話によると、12体が揃うのは今月だけで奇跡的だったそうです。


100センチぐらいの大きさで店の玄関に並べておくには非常にいいサイズで
頭の中では漫画「ルパン三世」のオープニング曲が流れましたが


写真集を買って、ガマン。ガマン。
友人の言葉に偽りなしでした(笑)

posted by webmaster at 16:48 | 日記

うなぎ

2015年11月17日

僕の父が家で鰻(うなぎ)を飼い始めました。
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夜の写真ではわかりにくいんですが、ミミズぐらいの大きさの
シラスウナギで可愛いです。

このシラスウナギ、父の知り合いが大和川で捕まえたそうです。



余談ですが
 鰻の生態は昔から謎が多くて。
この6年ぐらいの間でだいぶ解明はされて、実験では完全養殖にも成功したみたいですが
生産ベースに載せるにはコスト面できついみたいで、

今現在はグアム沖のマリアナ諸島で生まれた稚魚が黒潮に乗って、日本まで泳いできて、

日本の河川に遡上したところを業者が捕まえ、

そのシラスウナギを養殖業者が育てて、

鰻屋に卸しています。


僕が学生の頃は

「鰻の完全養殖に成功すれば大金持ちになれるぞ」


と教授が言っていて


僕の先輩は鰻をどうにか産卵させるために週に1回、ホルモン注射を打っていました。


結果は残念でしたが(泣)


話はそれましたが、大和川は他の河に比べて、シラス取る業者が少ないので
河の段差で簡単にシラスウナギをとることができるみたいです。


このウナギ、観察していると太陽が出ている時には土の中から顔だけ出して、ピクリとも動きませんが
夜になると元気に泳ぎだします。
父の話によると、自然界では昼に動いていると川鵜に食べられるため、夜行性になったそうです。

餌は市販のものをあげているみたいですが
川からとってきた川エビをあげると一年で20センチぐらいになるそうです。



僕の予定では
名前をつけて可愛がっている父には悪いですが
一年後には、蒲焼のタレを仕込むつもりです(笑)

posted by webmaster at 19:28 | 日記

捨てないそば屋

2015年11月13日

昨日は、そばの脱穀の手伝いに京都の笠置町まで行ってきました。
刈り取りにも行きたかったのですが、営業日と重なり行けなかったので(泣)

今回は、小学生の体験学習の気分で
ウッキウキ。


川に架かる一本橋を慎重に車で走らせると
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タイムスリップしたかのような
のどかで、美しく、どこか懐かしい風景の
「飛鳥路」に
到着です。


そばの脱穀は
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そばの枝をエンジンで動く脱穀機に突っ込むと
機械の中の凸凹のローラーが枝とそばの実を摩擦で外してくれる仕組みになっていて。

人がやっているのを見ると、すごく簡単そうなのですが

いざ、自分でやってみると、入れる枝の量、入れる時間、角度が悪いみたいで
全然実が落ちてなかったり、かなりの量の枝まで粉砕してしまったりでなかなか難しい。


アーでもない、コーでもないと慎重にやっていると
かなりの時間がかかってしまい
手伝っているのか邪魔しているのかわからない状態に(汗)


昔の職場で

「そんなペースで仕事やっていたら、日が暮れる」

とよく怒られていたことを思い出し

ちょっと不甲斐ない気持ちにもなりましたが。


今回は優しい目で見守ってくれたおかげで
後半はだいぶスピードアップできたと
自画自賛しております(笑)


これを乾燥機に入れて。
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昨日の体験学習は終了でした。


これを次回、唐箕(とうみ)にかけて、ゴミを取り、
その後手作業で、石抜きをした後
磨きをかけて
僕たち(そば屋)の元に来る。


工程は机上で知っていて、わかった気持ちになっていましたが、
今回、ほんの少し手伝っただけですが
生産者がどれだけ苦労していて
一粒一粒の実を大事に収穫していたのかを知ることができて良かったです。



店をやっていると、どうやっても、そばを捨てることがでてきます。
それも、十割蕎麦でやるとそのリスクはかなり高くなり。
僕も今まで味を守るために、自分の納得のいかない蕎麦は
目が潰れるぐらい捨ててきました(泣)
 
これからはより一層精進して、美味しいそばを開発して

毎日、売り切りゴメン。の捨てないそば屋を目指します

posted by webmaster at 21:18 | 日記

夫婦茶碗

2015年10月30日

先週の木曜日、高畑にある「空櫁」に行ってきました。


鈴木稔さんの個展が開催されていて、この黒い湯呑を購入しました。

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土を型に入れて作るので、プラモデルのバリのような筋がアクセントになっていて、
登り窯で焼いているので
釉薬がドロっと流れていて、大変いい表情をしています。


昔は僕自身痩せていたの性もあるのか?
「唇がきれるんじゃないか」」というぐらい薄くて、シャープな湯呑や猪口が好きだったのですが、

歳を重ねる事に自分自身も丸みを帯びてきて
最近は、ボッテリとしたフォルムの器に惹かれるようになってきています(笑)


この器以外にも、欲しい湯呑があったのですが、
2つ以上同じ日に買ってしまうと、愛着が分散しそうで、迷いに迷って一つ、選びました。


そして、先週からお店で使っていると、スタッフやお客さんに

「カワイイ湯呑みですね」

と褒められることが多くて、


「自分の目に狂いはなかった]
と気分が良くなってきて、迷っていた湯呑みも買えばよかったかな?

などと考えていると


日曜日、空櫁さんと鈴木稔さんが「きみなみ」に来店いただきました。

僕は木曜日しか休みがないので、個展などで作家さんの在廊日に行けることが少ないので
気にいった器の作家さんに会えることが嬉しく、
この湯呑みに「作家さんと出会えた」という思い出が一つ加わり
より愛着が(笑)


これは


「迷っていた器も買いなさい]
と天が言っていると勝手に解釈して、


その場で、迷っていた湯呑みを取り置きしてもらい


昨日再び、「空櫁]へ

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そして今日。
二つ並べてウットリしていると
アルバイトの方が


「夫婦茶碗(湯呑)買ったんですか?
早く使う相手を見つけてくださいね」



多分探しかたは間違っていると思いますが、
使ってくれる相手も
アルバイト募集のように張り紙だしてみますかね(笑)

    
     

    アルバイト急募しています。
接客と清掃と洗い物です。
昼11時から14時まで。(平日、土、日曜日  2〜3日)

夜17時半から20時半まで(土、日曜日)

詳細はお店まで
0742−46−5503

posted by webmaster at 22:08 | 日記

白いマカロン

2015年10月21日

昨日は臨時休日を頂いて申し訳ありませんでした。


ミシュランの出版記念パーティーに行ってきました。


すごく多くの料理人や評論家が集まる中
緊張をモエのピンクと日本酒でほぐしながら楽しんできました。

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星ではありませんが、ビブグルマンで掲載していただきました。


僕のような若輩者がこのような場所に来れて、掲載していただけたことは名誉です。


美味しい食材を提供してくれている生産者さん、
いつも助けていただいているスタッフ、家族、友人たち、
そして温かく見守り、通い続けていただいているお客様

のおかげです。


この場をお借りして

いつもありがとうございます。
これからも精進していきます。


パーティー後、友人が東京と京都からお祝いに駆けつけてくれました。
花束をいただくことなんてなかったので、女子の気持ちになってホッコリ。
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昨日は、シャンパンから始まって日本酒、ワインと美味しい美酒をいただきました。

 
 人は欲深いもので

パーティーでマカロンがピンク、黄色、白色とでたのですが
白いマカロンを食べ忘れてきたので
次回、食べに戻りますね(笑)
できれば星の形の。

  



 アルバイト急募しています。
接客と清掃と洗い物です。
昼11時から14時まで。(平日、土、日曜日  2〜3日)

夜17時半から20時半まで(土、日曜日)

詳細はお店まで
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posted by webmaster at 10:43 | 日記

パーティー

2015年10月18日

最近、カーラジオで
「きゃりーぱみゅぱみゅ」の「Crazy party night」
がよく流れていて

サビの部分が


「パ、パ、パーティー イン パンティー
ダンシング ダンシング ハロウイン ♪」


と歌っているように聞こえて
「パンティーパーティーってどんなパーティーやねん?」
っと一人でツッコンでいたのですが


今日歌詞をみてみたら
パンティーじゃなくてパンプキンでした。
僕の勝手な空耳アワー。
人前で口ずさまなくてよかったー(汗)

 
 

 パーティー繋がりの話になりますが

ミシュランから出版記念パーティーの招待状が届きました。
IMG_0142.JPG

パーティーと言えば、友達の家のたこ焼きパーティーぐらいしか思い出せない僕としては、
身分不相応で場違いなところですが
折角の機会なので参加してきます。


そのため、10月20日火曜日はお休みいただきます。

ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。



僕は極度の人見知りで、人の多いところが苦手なので
映画でよくあるシーンの
ダンスパーティーで踊る相手がいなくて、ずっとホールの隅で座っている脇役の女優のように

会場の端でグラスの底を眺めているだけになりそうですが(汗)



期待せずに楽しんで来ます(笑)

  
   


      アルバイト急募しています。
接客と清掃と洗い物です。
昼11時から14時まで。(平日、土、日曜日  2〜3日)

夜17時半から20時半まで(土、日曜日)

詳細はお店まで
0742−46−5503

posted by webmaster at 22:36 | 日記

船底塗料

2015年10月16日

臨時休日のお知らせ
10月20日(火)昼の部、夜の部を休ませていただきます。
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いします。
 
 
 昨日は定休日。
父親の手伝いで、和歌山まで船底塗料の作業に行ってきました。

船はずっと海に浸けているので、一年間で底やプロペラなどにフジツボや藻などがびっしり付きます。

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そのままにしていると、どんどん速度が遅くなってくるので
一年に一回、陸に上げてきれいに掃除し、塗料を塗り直します。



まず、船底やプロペラに付いた貝類をスクレパー(お好み焼きのコテみたいなもの)でカリカリしながら落として
その後、高圧の水鉄砲みたいな機械で、藻や汚れを綺麗に流しとってから
藻や貝類が付きにくい塗料を塗るのですが


スクレパーで削る作業や塗料塗りは
普段やらない姿勢の作業ばかりで、手や足、腰などがどんどんパンパンになってきて
痛いのなんの(泣)


朝早くから夕方までかかって、綺麗に塗り終わった時には
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体育祭終了後のよう達成感と疲労感が

どどーっと。


帰ってからは久々に
小学生張りの睡眠をとることができました(笑)


来年はいよいよ、船舶免許を取って、休日明けの金曜日に、海の幸を出しますかね(笑)



アルバイト急募しています。
接客と清掃と洗い物です。
昼11時から14時まで。(平日、土、日曜日  2〜3日)

夜17時半から20時半まで(土、日曜日)

詳細はお店まで
0742−46−5503


posted by webmaster at 17:42 | 日記

革靴

2015年10月06日

臨時休日のお知らせ
10月20日(火)昼の部、夜の部を休ませていただきます。
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いします。



 今月の終わり頃に、場違いな場所に招待をされ、
出席することに。

どうやら、フォーマルな洋服で行かないといけない雰囲気で(汗)

スーツは三年ほど前に買ったものが着れたのですが
靴箱にはスニーカーとワークブーツしかなくて、どう考えてもスーツには無理そうで。
買うことに。

今まで結婚式などによばれて、その場しのぎで、安価な革靴を買っていたのですが、結局その時ぐらいしか履かず、もったいないことになっていたので

長いこと履ける靴をと

20代の頃から欲しかった靴をかなり無理して買っちゃいました。
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イギリス生まれのかっこいい奴です。
正式には、カジュアルな靴ですが、スーツにはハズシということで(笑)
     

      アルバイト急募しています。
接客と清掃と洗い物です。
昼11時から14時まで。(平日、土、日曜日  2〜3日)

夜17時半から20時半まで(土、日曜日)

詳細はお店まで
0742−46−5503

posted by webmaster at 19:35 | 日記

失ったハサミ

2015年10月02日

臨時休日のお知らせ
10月20日(火)昼の部、夜の部を休ませていただきます。
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いします。





 月曜日、仕事終わりに「月見団子の会」を開きました。
その日の昼休みに、会で飾るために、店の近くに(すすき)を取りに行きました。
くっつき虫を大量に付けながらも、立派なすすきをゲットして
意気揚々と戻り

さて
花器に活けようとすると
持っていたはずのtajikaのハサミがない。

そのときは、どこかに直しているのだろうと
思い、違うハサミで活けて。

後日、店を探すんだけどどこにもなくて(泣)

違うハサミで、花を切るのですがどうもしっくりこないんです。

「落としてもうたな。又、同じものを買おう」


口では言ってみるものの
未練が残っていて、なんか気になり、探したところを又探したりしてて。


昔から友人に


「いつも、大事なものを失ってから、大切さに気付いているよね」


と言われていたことを
思い出したりして
どんどん悔しくなっていき


ダメもとで

すすきを取りに行った くっつき虫の林に探しに行くことに。
又、くっつき虫を大量に付けながら探すんだけど、
林が深すぎて下が全然見えない。


「もうあかんな」
と諦めて、林を出て道を歩いていると


黒い物体が。

発見しました。

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買った時よりうれしくて、夜露に濡れ少し錆びている姿までが
愛おしい。

よかったー。

もう、落とさないように
子供の手袋みたいに紐をつけとかないと(笑)

  

  

 アルバイト急募しています。
接客と清掃と洗い物です。
昼11時から14時まで。(平日、土、日曜日  2〜3日)

夜17時半から20時半まで(土、日曜日)

詳細はお店まで
0742−46−5503

posted by webmaster at 22:35 | 日記

月見団子会

2015年09月29日

昨日、仕事終わりに友人達と、
一日遅れで

「月見団子の会」



を開きました。
 
くっつき虫を大量につけながらすすきを取りに行き、

試行錯誤しながらも綺麗に活けていただいて

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月見団子を盛る器も、
木工作家の「今池七重さん」が自作してくれて
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最高の形で
月に飾ることができました。


月見団子は丸い白い団子派と、山芋型のこしあん乗せ派
が喧嘩しないよう、両方作りました。

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 途中で串刺しして、焼きをいれてからの
みたらし派への鞍替え議員がでたりで

団子政治は大荒れもしましたが

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すべて美味しく。
いただきました。


初めての「月見団子会」

毎年やりたいイベントの一つになりました(笑)




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昼11時から14時まで。(火、土、日曜日)

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posted by webmaster at 18:05 | 日記

当たり前の生活に感謝。

2015年09月18日

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昨日は、京都の笠置町でそばを栽培されている方のところに行ってきました。

秋蕎麦も順調に育っていて、そばの白い花が秋風にサワサワと揺られているのを眺めていると
「もう秋なんだなー。」
と実感。

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今回は、笠置の去年の秋そばを手動の石臼を使って製粉して
食べてみよう
という計画だったので

軒先でゴロゴロと石臼を回すことに。

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はじめは、心地いい風にあたりながら、鳥や雨の音をBGMに挽いていると
昔にタイムスリップしたようで

「風流だー」
と黄昏ていましたが


それほど

昔の世界は甘くないわけで。


運動不足の右腕はパンパンに(泣)


当たり前のように
電動石臼があり
電気やガスがスイッチをいれれば着く現在に
幸せを感じました。


2時間かけて500グラムを製粉して
その後 きみなみに戻り

蕎麦とそば掻き
を作りました。


自分で製粉して打った蕎麦は、作っている時に味が想像できて
あまり美味しいとは感じないのですが


環境、石臼、製粉を全て変えた蕎麦は
想像すらできないぐらい
新鮮な味で
すすると鼻の奥に抜ける蕎麦の香りが
初めて美味しい蕎麦に出会ったときのことを思い出し。


久々に自分の蕎麦を腹いっぱい食べました(笑)


10月の終わりには秋蕎麦ができるので。
美味しい新蕎麦を腹いっぱい。

楽しみです。


posted by webmaster at 19:53 | 日記

心の支え 「ヤモリ」

2015年09月14日

最近、骨董屋や古道具さんに行くと
朽ち果ててのっぺりとした顔の仏像や、ちょっとまぬけな顔をした狛犬やシーサーに目がいきます。
でも、古い木像や狛犬などは、
無神論者の僕が持っていてはいけないオーラみたいなものがありそうで
買ってはいないのですが。



そのことを
ある人に話すと

「仏像や狛犬に目がいくということは、潜在意識の中で守ってほしいとか支えて欲しいと思っているんじゃない?」

寂しさや孤独感を感じることを忘れるぐらいに、一人でいる時間が長くて、
改めて考えてみると

「あー寂しいなー。」
とセンチな気持ちになったりもするので
あながち
間違いでもないのかなー
と感じて。

古いものは怖いので、今の作家さんに
僕と店の支えになるものを作ってもらいたいな
と思いだし

参考に
友人が持っている一刀彫の
「恐竜」


を観せていただきました。

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カドや面を残しながら粗々しく彫っているのに
首の後ろのシワや尻尾の丸みが柔らかく感じられ、

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歯一本一本、口の中の細かいところまで丁寧に彫られていて。
今にも動き出しそうで。
ありきたりな安いコメントになりますが
「感動しました。」

ますます
ヤモリ「そば屋(ヤ)を守る(まモリ)」の作品が欲しくなりました(笑)

今は、先立つものが逆立ちをしてもないので。先の話になりますが(涙)

posted by webmaster at 21:05 | 日記